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  お家の点検が必要なのはどんなとき?

お家の点検特集

お家の点検が必要なのは
どんなとき?

  • このページの3つのポイント
    • なぜお家の点検が必要なのかを解説します
    • お家のどんなところを点検するのかを解説します
    • 点検の必要頻度を解説します

    お家の点検は必要なの?

    お家の点検は必要なの? 人間の身体も怪我や病気、加齢による衰えなどが出てしまうことと同様、お家も長く住んでいると様々な傷みや問題が生じてきます。 そして早期に発見できた傷みや不具合は、速やかに対処をすれば修復費用を軽減できる場合が殆どです。

    それでは、お家の点検はどの箇所をどのくらいの頻度で行えばいいのかを見ていきましょう。
        

    どんなところを点検すればいいの?

    どんなところを点検すればいいの? 「お家の点検」と言っても、お家は様々な複合要素で作られています。

    基礎、屋根、外壁、内壁、床などの要素は建物として構造し、外装の屋根や外壁は外観や気候からの保護を提供。そして内部の壁や床の仕上げ、照明、家具、家電などは住宅の快適性や美しさを向上させています。
    これらそれぞれに、適切なメンテナンス方法や時期があります。
    その他、設備に関しても定期的に点検しておくといいでしょう。
      基礎と構造、床・内壁の点検
    • ① 基礎と構造、床・内壁
    • 基礎や構造部分を点検し、ひび割れ、浸水、劣化、地盤沈下などの問題がないか確認します。建て付けや雨漏りが起きそうな箇所も点検します。
      床は歪みやふかふか感、床鳴りしている場所はないか、内壁は歪みがないか、また壁内部の断熱材の効果・量を確認します。断熱材は防音性のほかエネルギー効率向上のため、しっかり確認いたします。

      屋根、雨樋の点検
    • ② 屋根、雨樋
    • 常に直射日光や風雨にさらされる、大変ダメージを受けやすい部位です。 長年の使用でスレート屋根は風でめくれ上がることや傷みや歪みが、瓦屋根の場合はズレやひび割れも生じます。屋根材の下の防水シートも劣化しやすい部位です。

      軒下は風にあおられ、その影響で屋根と壁との間に隙間が生じ、放置すると雨漏りや隙間風を起こす原因にもなります。
      雨樋は飛来物などで詰まり、破損や排水不良が見つかることもあります。

      外壁の点検
    • ③ 外壁
    • 塗装の剥がれやくすみなどに依る塗り替えは、塗料の基剤にもよりますが7~10年が目安と言われています。
      しかしそれより気にしていただきたいことは、壁材自体にクラック(ひび割れ)や腐食、崩れが発生していないかです。これらが発生していると壁がもろくなり、地震や台風などでの二次被害にも繋がります。
      また屋根との嵌合部分や窓サッシ周辺などの防水加工(シーリング等)の傷みも点検します。

      屋根裏・天井裏の点検
    • ④ 屋根裏・天井裏
    • 普段目に付かないところですが、雨漏りが発生している場合などは湿気や雨染みの跡や、カビや害虫の生息が見られます。屋根・外壁とともに、定期的に点検しておきたい場所です。
      コンディションにより、散水試験や高感度赤外線サーモグラフィー調査を行います。

      窓・ベランダ、バスルーム等防水の点検
    • ⑤ 窓・ベランダ、バスルーム等の防水
    • ベランダや窓枠、バスルームなど防水性能の確認をします。
      シーリングが劣化していると雨漏りや水もれの原因に繋がります。

      ベランダやテラスは雨水によるサビが発生して強度異常を起こしていることや、コケなどが排水不良を促している場合もあります。

      ドアの点検
    • ⑥ ドア
    • 各種ドアの動作を確認します。施錠の不具合やドアノブのガタつきは正しい開閉ができなくなり、閉じ込めの原因にもなります。歪んでいると地面や床に傷が付いてしまうことあります。
      ドアクローザーの調整や油圧の液だれなど、ドアクローザーも重要です。

      カビや害虫の点検
    • ⑦ カビや害虫
    • とくに床下や天井裏・屋根裏などで、カビや害虫の兆候をチェックします。
      シロアリが発生していた場合は柱や床材を食べまくり、やがてお家自体がもろくなります。
      外壁に負担が掛かりクラックが生じて雨漏りを誘発することや、最悪は柱が崩れて家の倒壊にもつながります。

      給水・排水システムの点検
    • ⑧ 給水・排水システム
    • 蛇口、トイレ、シンク、浴槽などの給水・排水設備を点検します。
      漏水や詰まり、劣化した部品は水漏れや排水の原因となります。発見時は早急に修理することが重要です。
      当店の実例として最近多いのが、排水詰まりでの緊急出動です。もし排水設備で臭いの違和感や床濡れなどが見受けられましたら要注意です。

      給湯器の点検
    • ⑨ 給湯器
    • 給湯器は効率的な動作と安全性を確認します。いざ故障すると、お風呂や水仕事に影響が出てしまいます。
      生活上お湯が出ないと困りますので、対応も緊急となるケースが多く、頼む会社によっては割高になりますので、10年を超えた給湯器は順次交換を視野に入れたほうが費用対効果もよく、安心です。

      換気システムの点検
    • ⑩ 換気システム
    • 換気システムを点検し、フィルターの交換や清掃が必要か確認します。
      異常時には適切な換気ができず危険なことや、異音・騒音なども発生します。排気ダクト内の汚れも悪影響を引き起こします。油と埃などが混ざった汚れに電気系統の不具合が重なり、引火して火災を起こす場合もあります。

      暖房・冷房の点検
    • ⑪ 暖房・冷房
    • 暖房や冷房のシステムも、フィルターの交換やメンテナンスが必要かなどの確認をします。
      さほど重要性を感じられないかもしれませんが、猛暑や厳寒時に冷暖房が使えなくなる可能性や、その修理には日数が掛かることも頭に入れておかなくてはなりません。シーズンオフ時に点検しておくようにしましょう。

      電気設備の点検
    • ⑫ 電気設備
    • 電気配線、コンセント、スイッチなどを点検します。古い配線や装置は火災や動作異常の危険が想定されます。
    ここがポイント
    これらの点検は、例えば給湯器ならガス屋さん、電気設備なら電気屋さんとなりますが、工務店ではガスも電気も熟知している技術者がいますので、すべてをまとめて点検・調査、不具合の修復まで対応することが可能です。
        

    どのくらいの頻度でお家の点検をすればいい?

    ● 新築後は10年を目安に点検
    新築後は10年を目安に点検 雨漏りなど目に見える大きな被害がなくとも、屋根や支柱に構造的な欠陥があることもあります。
    新築住宅は一定範囲の瑕疵について、引渡しから最低10年間は瑕疵担保責任を追及することができますので、新築は引き渡し後10年までを目安に一度「お家の点検」をされることをオススメしています。
    ● その後は前回の点検・修理から5~10年ごと
    その後は前回の点検・修理から5~10年ごと お家は一度点検や修理をしたら安心、ということはありません。
    屋根・天井や外壁の傷みは、経年により様々な変化をもたらし、それらは時間の経過ととも被害も広がっていきます。
    定期的にお家のコンディションをチェックすることで、不良箇所が早期発見できれば、軽微な改修で済ませる場合もあります。
    ● シロアリ被害は5年ごとにチェック
    シロアリ被害は5年ごとにチェック 雨漏りなどじわじわ浸透する柱の腐敗よりも、シロアリによる柱の食害は恐ろしいほど速いスピードでお家を傷めます。喰われてしまった柱は、当然ですが自然には元に戻りません。
    新築時に防蟻処置をしていても、シロアリ被害は殆どの場合で新築後10年間の瑕疵保険対象にはなっていません。また、シロアリ防蟻処置の効果は約5年です。即ち、新築後や前回防蟻処置から5年経過した場合、再度シロアリの兆候をチェックしましょう。
    ● 外壁や屋根の塗装は7~10年後を目安
    外壁や屋根の塗装は7~10年後を目安 外壁や屋根は紫外線や風雨にさらされるため、経年劣化(傷み)は免れられません。
    劣化は目に見えにくいものから始まり、やがて劣化が広がり、内部の防水シートを傷めて浸水します。
    その浸水は屋根や天井、内壁を伝って雨漏りや水染みにつながり、木材や鉄骨を腐食させて建物を脆くします。
    この劣化は軽微な時期に外壁塗装を施しメンテナンスをすることで、進行の度合いを大幅に遅らせることができます。
    残念ながら激しい損傷が見受けられた場合は、補修や壁材の張り替えなどの工事が必要になります。
        

    お家の点検が必要なのはどんなとき? まとめ

    • なぜお家の点検が必要なのかを解説しました
    • お家も長く住んでいると様々な傷みや問題が生じてきます。 早期に発見できた傷みや不具合は、速やかに対処をすれば修復費用を軽減できるため、定期的な検査と早めの修復を心掛けましょう。

    • お家のどんなところを点検するのかを解説しました
    • 「屋根」「外壁」「天井裏・屋根裏」「窓・ベランダ、バスルーム等の防水」「基礎と構造」「カビや害虫」「給水・排水システム」「ドア」「電気設備」「換気システム」「給湯器」「暖房・冷房」など、幅広い点検項目があり、それぞれ点検ポイントを解説しました。これらは工務店に依頼すると、住宅だけでなく電気やガス設備も同時に点検して貰えます。

    • 点検の必要頻度を解説しました
    • 新築物件は10年を目安に点検しましょう。経年による傷みは続いていきますので、一度点検したら終わりでなく5~10年ごと定期的にお家の点検を行い、不具合の早期発見を心掛けて、お家をより長持ちさせましょう。
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