● 壁からの給水取り出し
給水が壁から来ている場合は、既存の水栓本体をすべて外して、新しい水栓を取り付けます。
このとき、キッチンカウンターの天板から立ち上げするタイプの水栓は使えません。
しかし、お好きなデザインにこだわりを持つことも大切です。どうしても天板から立ち上げするタイプを使いたい場合でも、不可能ではありません。
そのときは、キッチンカウンターの内部や壁の内側の給水配管を切り回す追加工事が必要になります。この工事では床に穴を開けたり、カウンター裏の壁を壊して配管を繋いだりと多くの工事が発生するので、工事費用が嵩むことと工事期間が長くなるので、キッチンでの水作業を行うことができない日が多くなります。
デザインや工事期間などは工事業者とよく相談をして、ご希望の仕上がりや施工に食い違いがないように進めてください。
● 床からの給水取り出し
給水がキッチンカウンターの天板から出ている場合でも、既存の水栓本体はすべて外して、水道の配管が立ち上がっているところに新しい水栓を取り付けます。
新しい水栓のサイズやデザインに関しては、さほど注意することはありませんが、天板の幅に水栓が納まるのかなど、確認するポイントはいくつかあります。カタログの寸法などを参考に、工事業者に確認してもらって水栓の選定を行ってください。
サイズの違いによって、壁などの穴が塞がらない場合は、穴塞ぎなどの補修しながら施工を進めますので、その点の心配は要らないでしょう。