音には三要素があると述べました。
音を軽減させる「防音」は、これら三要素それぞれが作る「振動」をいかに効率よく軽減できるかでその効果が変わってきます。
発生源の構造や設置場所に手を加えられる場合は対処してみることもお勧めです。
● 遮音

音の発生源等を「覆う」「囲む」などで音の振動を防ぐ方法です。
一般的に「音源近く」「固く」「分厚い」屏や遮蔽物で囲うと高い効果が得られます。
● 吸音

発生源から出る音を「吸収」させて音の振動を防ぐ方法です。
この場合は音の反射を減衰させる効果の高いウレタンスポンジやグラスウールなど「柔らかい物質」「多孔質素材
※」を内外面に貼ることで吸音できます。
音源に貼り付けるだけでなく、音源から離れた壁等に貼り付けることでも効果があります。
※微細な穴がたくさん開いている素材、内部に気泡を持つ素材、繊維質素材など
● 距離減衰

単純に音の発生源を離せば騒音の聞こえ方は低下しますので、設置場所に自由度あるポータブル装置などの騒音発生源は、影響のすくない離れた場所へ移動するだけで効果が得られます。
しかし振動を伴うような重低音は比較的遠くまで伝わる特性と、移動した先で騒音問題が発生しないことがカギとなります。
● 制振、防振

距離減衰でも触れましたが、振動を伴うような重低音は比較的遠くまで伝わります。
歩行、走行、跳びはね時の音、楽器やスピーカーの重低音などの振動は地面・床から伝わる場合が多いので、振動対策のため通路や床、地面に防振ゴムやクッションシート、厚めのカーペットなどを敷く・貼ることで効果を発します。
生活騒音はこれらを組み合わせることで、受ける騒音も出す騒音も軽減することができるでしょう。
また、大規模工事などは永遠に続くものではなく施工会社が施工期間の明示等をするため、期間限定と了承することも大切です。
窓を閉める、カーテンをするなどの工夫で、聞こえ方も変わります。
しかし幹線道路や鉄道、航空機など日々のインフラ(生活を支える基盤)が絡むものですと、音量も高く期限もないので、話は変わってきます。
この場合はほぼ永年解消しない問題となりますので、防音リフォームを検討するといいでしょう。
ちょっとした防音対応はDIYでも充分行えます。
ただし大掛かりな工事をDIYで行うと思わぬ事故のほか、家屋の構造・強度を傷めてしまうこともありますので、その危険がある場合は工務店など専門業者に依頼することもご検討ください。
また借家の場合家主の許可が必要になる場合もあるので、事前に確認をしながら行うようにしましょう。