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倉庫で発生する屋根からの雨漏り修理倉庫で発生する屋根からの雨漏り修理

このページの3つのポイント

  1. 倉庫や物置の屋根材についてのおさらいと雨漏りの修理方法を紹介します
  2. 屋根修理業者の選定ポイントを確認しましょう
  3. 倉庫や物置の屋根修理の相場を紹介します

倉庫や物置の屋根材についてのおさらい

倉庫や物置で発生する屋根からの雨漏り修理

倉庫や物置で屋根から雨漏りが発生した場合の修理について考えていきましょう。

屋根材は施工性が良く、耐用年数が長く経済性あるものが求められます。
既存の屋根材として使われているのは「折半屋根」と「波型スレート屋根」がよく見受けられます。

前章「倉庫で発生する屋根からの雨漏りの原因」の内容をおさらいしながら、これら屋根材の雨漏りの原因や修理方法をたどっていきましょう。

倉庫と物置の屋根材と修理について
本章では素材の視点から、倉庫と物置の屋根材を同等の扱いとして紹介しています。
倉庫は建造物なので、雨漏りや維持のために改修工事やメンテナンスを行いますが、物置は一般的に補修で賄えない場合は廃棄や買い換えとなります。

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倉庫や物置の屋根材についてのおさらい

1. 折半屋根

折半屋根

折半屋根は金属製の板金材です。山型谷型が連続した形状の屋根はよくご覧になると思います。
耐火性能もよく、もらい火などの防御性能が高い材質です。

ただし金属製なので、錆による傷みがつきものとなります。錆は金属を腐食させるので雨漏りへと繋がっていきます。また梁との固定具であるボルトの錆も屋根材の劣化へと導きます。

2. 波型スレート屋根

波型スレート屋根

波型スレート屋根材はセメントをベースにした屋根材で、繊維素材を混ぜ合わせて耐久性を高めた建材です。
耐用年数が25年以上と長く耐火性能も優れています。

波形スレート屋根は、主体のセメントの劣化や、強風や地震などで生じる隙間が雨漏りへと繋がります。またこちらも固定具であるボルトの錆も屋根材の劣化へと導きます。

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それでは、これら屋根材からの雨漏りのメンテナンスや修理方法を見ていきましょう。

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倉庫や物置屋根のメンテナンスや修理方法

1. 折半屋根

1-1 再塗装(メンテナンス)

折半屋根 再塗装(メンテナンス)

前提として塗装による雨漏りの修理はできませんが、金属製の屋根材や固定ボルトなどで起こりうる錆や傷の進行防止のために、屋根材の再塗装メンテナンスは定期的に行う必要があります。

屋根材自体の破損がなく錆による金属劣化が少ない場合は、錆を落として再塗装することで、屋根材の保護やメンテナンスができます。
錆が屋根全体に広がり劣化が進行している場合は、再塗装をしても雨漏りは防げません。この場合、コーキングなどで部分補修をする方法もあります。

屋根のコンディションに依り最適な施工法が変わりますので、屋根修理のお見積もりを依頼されるときに調査を行い、施工方法をご確認ください。

1-2 ボルトキャップとコーキング

折半屋根 ボルトキャップとコーキング

折半屋根と梁(はり=屋根材の荷重を柱に伝える構造材のこと)とを固定するボルトも耐候性が高い素材ですが、屋根材同様に金属製ですので、長い期間風雨にさらされることで錆や劣化が発生します。この錆等が屋根材を劣化へと導き、その周囲から雨漏りが多く発生することがわかっています。

このボルトの錆や劣化を防ぐ対策は、ボルトとその周り、さらにキャップの内側にもシーリング材を充填し、キャップを被せて風雨の影響を軽減させることです。
キャップはプラスチック製なのでボルトよりも経年劣化が早く暴風雨などで外れてしまうことがありますが、屋根材に雨漏りに繋がる欠損がなければ、ボルトについた錆や汚れをケレン(=錆を落とし再度キャップが取り付く状態にクリーニングすること)することで、再度キャップを被せることも可能です。(※損傷具合により対応の可否があります)
調査や点検を行うときに、コンディション等を確認してもらってください。

1-3 カバー工法

折半屋根 カバー工法

既存の屋根材はそのままに、新たな屋根を上乗せし雨漏り対策を行う工法です。
既存屋根材の撤去作業等が不要なため廃棄費用を抑えられ、施工期間を短くできることが大きなポイントです。
またこれらのメリットは施工だけではありません。屋根が残ることは施工中に、保管物の大移動(避難)をしなくて済みます。
施工期間を短縮し倉庫の運用・機能に影響を少なくしたい場合は、カバー工法の採用をおすすめします。

ただし、この施工方法では施工できない場合もあります。
既存屋根の下地やコンディションが劣悪な状態では施工できないこともあります。また既にカバー工法を行った屋根に対しては、再度のカバー工法による施工はできません。
これらの場合は、葺き替え修理(以下1-4で紹介)での対応となります
調査や点検をなさる際に、コンディション等を確認してもらってください。

1-4 葺き替え

折半屋根 葺き替え

屋根の葺き替えは、既存の屋根材を撤去して新たな屋根材を配置していく方法です。
屋根を再構築するので、既存の躯体のコンディションにもよりますが、概ね施行後の耐用年数も新築同等となり信頼性がとても高い施工法です。

なお屋根を全面的に葺き替えますので、工事期間は長くなり、運用に支障が出ることも考えられます。
また保管物を一次的に移動する必要がある場合などは、近隣に仮設設備を設けることも考えられますので、ご希望の運用がありましたら、調査やお見積もりを取る際に打ち合わせをしてください。

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2. 波型スレート屋根

ご注意

アスベスト(石綿)

2004年以前に製造されたスレート材には、混合する繊維素材としてアスベスト(石綿)を使用していたことが判明しています。
アスベストは、粉塵が非常に細かく人体の肺に容易に侵入します。長期間吸入していると肺がん等の誘因となることも指摘されています。

このスレート屋根の雨漏り修理は、スレート材の撤去、加工等を行わないカバー工法(以下2-3で紹介)でのリフォームを推奨しています。
そのまま使用している場合に害はありませんが、スレート材の撤去、加工を行うとアスベストを飛散させる恐れがあり、大変危険な行為となります。
アスベストを含有した部材は、廃棄物処理法のガイドラインに則った処理方法で行う細心の注意が必要です。

2-1 再塗装(メンテナンス)

波型スレート屋根 再塗装(メンテナンス)

前提として、折半屋根と同様に塗装による雨漏りの修理はできませんが、スレート屋根でも屋根材劣化の進行防止のために再塗装メンテナンスを定期的に行う必要があります。

スレート屋根は基材にセメントを使用しているので、劣化が始まるとひびが入り、やがて崩壊します。劣化が始まる前や微細なひびを発見した直後などに再塗装をすることで、基材の劣化を防ぎ、ひび割れの進行を遅らせることができます。
また隙間が生じている箇所は、コーキングで埋めることで補修効果を発揮します。

ただし既に劣化がひどい場合には、再塗装で雨漏りへの進行は防げません。調査や点検を行うときにコンディションを確認してください。

2-2 ボルトキャップとコーキング

波型スレート屋根 ボルトキャップとコーキング

折半屋根と同様に、屋根材を留めるボルトが劣化し屋根材も傷めてしまうことを防ぐために、ボルトにコーキングとキャップを施します。

こちらも経年劣化や暴風雨などで外れてしまうことがありますが、屋根材に雨漏りに繋がる欠損がなければ、ボルトについた錆や汚れをケレン(=錆を落とし再度キャップが取り付く状態にクリーニングすること)することで、再度キャップを被せることも可能です。(※損傷具合により対応の可否があります)
調査や点検をするときに、コンディション等を確認してもらってください。

2-3 カバー工法

波型スレート屋根 カバー工法

上記のアスベストの件があるため、スレート屋根の修理にはカバー工法を採用するケースが多いです。
カバー工法についての概要は折半屋根の項「1-3」と同様なので、そちらをご参照ください。

なお、既存屋根の下地やコンディションが劣悪な状態では施工できないことや、既にカバー工法を行った屋根に対しては再度のカバー工法による施工ができないことも折半屋根と同様で、その場合は葺き替え修理(以下2-4で紹介)での対応となります。
こちらも調査や点検をなさる際に、コンディション等を確認してもらってください。

2-4 葺き替え

波型スレート屋根 葺き替え

屋根の葺き替えは折半屋根と同様に、既存の屋根材を撤去し、新たな屋根材を配置していく方法です。
葺き替えについての概要は折半屋根の項「1-4」と同様なので、そちらをご参照ください。

ただしアスベストが混入された部材の撤去作業は、規則に則った施工方法を厳守する必要があります。これは施工側の規則なのですが、これを怠るとアスベストの粉塵が飛散し、後々、倉庫使用者が健康被害に陥る可能性も出てきます。
調査や点検時にこの規則を軽視する発言をする工事業者は、あなた方の健康も軽んじていることであり、良い品質の修理や施工を担保できるかも疑わしいので、その後の修理の依頼は避けたほうが賢明でしょう。

屋根修理業者の選定ポイント

倉庫や物置の屋根の雨漏りを修理するときの業者の選定にも、ポイントがあります。

●建物全体を考えられる業者か

建物全体を考えられる業者か

雨漏りの修理は、「穴が空いている→塞ぐ」という単純なものではありません
例えば屋根材の穴を塞ぐだけの処置を施しても、屋根材と梁や下地材の留まり具合の甘さを見逃していたら、次の強風時に屋根材が剥がれてしまう恐れも出てきます。せっかく雨漏りを修理したのに、さらにひどい状態を迎えることになります。

このように、建物の構造(躯体や下地など)や歪みを踏まえて全体の状態を分析できる業者でなければ、雨漏りを完全に修理することはできません。
建物全体の調査ができ、対処もできる業者を選びましょう。

●経験や実績を確認する
取り扱い業種(この場合雨漏り修理)のアピールは、営業やウェブサイトで多々見受けられます。
このようなアピールを受けた際には、その根拠となる実績や経験、そして施工後の将来性なども一緒に確認してください。
経験や実績の浅い業者では、建物の状態や将来性を正確に判断してもらえない恐れがありますので注意してください。

●見積もりをもらうときの確認

建物全体を考えられる業者か

見積もりをもらうときに、どのような施工方法なのか、なぜその施工方法なのかを聞きましょう。専門用語が判らない場合は聞き返して、しっかり理解することも大切です。

説明を省いたりはぐらかしたりする業者は、なにかよくないことをするのかもしれません。不必要に疑う必要はありませんが、あなたの施設を修理してもらう業者は、あなたが確実に信頼関係を築ける業者を選んでください。

ここにご注意!

屋根修理にあたり、とくにカバー工法だけをすすめてくる業者がいます。
既存の状態を詳細に確認した上での判断ならいいのですが、梁や下地材の傷み具合や、既にカバー工法を行った屋根ではカバー工法を行えないなど、制限も多々あります。
葺き替え工事に比べて安価で工期も短く、倉庫の運用に影響が少ないというメリットはあるので「とりあえずカバー工法を…」という話に持って行きがちですが、結果として正しい選択が得られないこともあります。

倉庫や物置の屋根メンテナンスや修理の相場

●再塗装(メンテナンス)
屋根材はとくに風雨にさらされるので、耐候塗料を使用します。施工金額は塗料によって変わりますが、5,000~10,000円/m2程度です。
折半屋根の場合は、屋根材のコンディションにより錆を落としながら塗装をしますので、大幅な手間が掛かり、追加の費用が発生することがあります。
スレート屋根材の場合は、劣化が進んでしまってからでは塗装できません。
なお、施工範囲の全面に足場を立てますので、別途仮設費用が発生します。(使用資材や面積によって費用が変わります)

●ボルトキャップ交換などの補修
ボルトキャップの交換はケレン(=ボルトのクリーニング)の有無や数量などで変動しますが、大概50,000~100,000円程度で、規模や数量が大きければそれだけ金額が上がります。
補修であれば、なにの補修をどの程度どの数量、どのような方法で行うのかによります。

●カバー工法
屋根材の仕様によって金額は変わりますが、10,000~15,000円/m 2程度で修理が可能です。
施工範囲の全面に足場を立てますので、こちらも仮設費用が別途発生します。(使用資材や面積によって費用が変わります)

●葺き替え
この工法も使用する屋根材の仕様によって金額は変わりますが、カバー工法と同等の10,000~15,000円/m2程度の費用が掛かります。
施工費とは別に廃材の撤去費用と廃棄費用、足場等仮設費用が発生します。(廃材の量、仮設の使用資材や面積によって費用が変わります)

参考

カバー工法も葺き替えも、修理費用は同額です。
カバー工法は、工事や足場など仮設資材の撤去までの期間を短く抑えたい方に適しています。
工事期間の短縮が必要なければ、修理後も長く屋根材を使用できる葺き替えがおすすめです。

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倉庫や物置で発生する屋根からの雨漏り修理 まとめ

  1. 倉庫や物置の屋根材についてのおさらいと雨漏りの修理方法を紹介しました
    屋根材は施工性、耐用年数、経済的に優れた「折半屋根材」や「波型スレート屋根材」が選ばれています。
    「折半屋根材」は錆や腐食が、「波形スレート屋根材」は基材であるセメントのひびや強風などで生じる隙間がおもな雨漏りの要因となり、加えて屋根材を留めるボルトの劣化(錆)も屋根材を傷める原因のひとつです。
    「折半屋根」は錆を落とし、「波形スレート屋根」はセメントの劣化前ならそれぞれ再塗装を施します。ボルトの劣化は未然に防ぐため、ブラスチック性のキャップを被せます。
    上記の対応が不可な場合は、屋根全体に屋根を覆う「カバー工法」や屋根の「葺き替え」を行い、修理しますます。
    いずれの場合も、工事にかかる期間や仮設資材の設置方法などに大きな違いがありますので、調査時や見積もりをもらうときに、工事業者と充分に協議しましょう。
  2. 屋根修理業者の選定ポイントを確認しましょう
    倉庫や物置の屋根の雨漏り修理は、「穴を塞ぐだけ」という単純なものではなく、建物の構造や歪みなど全体の分析できる業者でないと、根本的な原因特定と解決ができません。
    施工実績数や経験値の高い業者なら安心して依頼できますので、見積もりをもらうときは、どの工法をなぜ選んだのかの裏付けや将来性なども、しっかり確認しましょう。
  3. 倉庫や物置の屋根修理の相場を紹介しました
    雨漏りは、いつかは起きてしまうかもしれないので、修理費用の目安を知っておくと安心です。また屋根が関わる修理は、どのようなでも修理工法でも足場などの仮設費用が発生します。これらの費用は、使用資材や面積によって変わることも理解しておきましょう。
    なお、生じたトラブルに対する原因や対処方法を知っていると、業者への相談や話の理解度が変わりますので、日頃から情報収集もしておきましょう。

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